ピザにワインを合わせようと思ったらあまり悩む必要はありません。あまりフルボディの赤だけはちょっと難しいですが、それ以外であれば、白~ミディアムボディの赤まで幅広いワインと合います。お好きなワインを選ぶつつ、トッピングで微調整するとよいでしょう。カジュアルな食べ物ですので、ワインもあまり気取らず、手頃な価格帯のもので十分です。ここでは、あえて選ぶなら、ということでイタリアワインに絞り、ピザに合うおすすめワインをご紹介します。
白のスパークリング
ピザのカジュアルな雰囲気にピッタリなのがスパークリングワインです。白ですので、比較的シンプルなピザ向きですが、スパークリングは守備範囲が広いので、魚介やチキンにも対応します。画像の「レ・ヴァカンツェ」は、ほんのり甘い「半辛口」で、その優しい甘さはチーズのコクとも相性抜群。アルコール度数は11度と低めなので、ジュース感覚でグビグビ飲めてしまうでしょう。
ヴェルディッキオ
「もう少し本格的な白ワイン」を飲みたいという方におすすめなのが「ヴェルディッキオ」です。ヴェルディッキオというブドウが栽培されるマルケ州のイエージ地区は海に近く、ワインにもほんのり潮の香りがします。柑橘系の果実味が豊富で旨味も深く、特にエビ・イカ・カニ・ホタテ・アンチョビなど魚介系のピザと合わせると最高です。
ロゼワイン
白ワインにしようか赤ワインにしようか迷ったら、中間のロゼワインを選ぶのが賢い選択です。あっさり系からややしっかりめのピザまで幅広く対応しますが、特に、マルゲリータやマリナーラのようなシンプルなトマトソースのピザにはドンピシャで合うでしょう。
バルベーラ
冒頭でも述べたように、赤ワインを選ぶなら、重すぎないミディアムボディにしましょう。イタリアにはこのタイプの優れた赤ワインは多いですが、あえて一つ選ぶならバルベーラ。比較的タンニンが少なく、酸味が豊かなのが特徴で、トマトとはよく合います。ソーセージ、ベーコン、サラミ、黒オリーブなどをトッピングしたトマト味のピザと合わせのにオススメです。
ランブルスコ
甘口が嫌いでなければ、一番ピザに合うのではないかと思うのが、赤の甘口スパークリングワイン「ランブルスコ」です。アメリカでは「大人のコーラ」と呼ばれ親しまれているこのワインは、ピザのジャンクな雰囲気にピッタリ。甘口と言っても、「セッコ(半辛口)」程度の甘さであれば、食事と合わせても違和感はないですし、むしろソーセージやベーコンの脂の甘さとは好相性。タバスコの辛さとも合うでしょう。価格もお手頃で、最近はスーパーやコンビニでも見かけますので、是非一度試してみてください。