シェーブルチーズに合うワイン5選

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シェーヴル」とは、山羊のミルクでつくられるチーズの総称です。有名な産地はフランスのロワール地方で、有名なものでは「サントモール・ド・トゥーレーヌ」「クロタン・ド・シャヴィニョル」「ヴァランセ」「セル・シュール・シュ-ル」などがあります。教科書的にはロワールのワイン(特に白ワイン)と合わせるのが定番で、これにはしっかりと理由があります。ここではシェーヴルチーズに合うワインをご紹介します。

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ソーヴィニヨンブラン


シェーヴルチーズの特徴は草っぽい香り爽やかな酸味。特に印象的な草っぽい香りは、山羊の食べる緑豊かな牧草の香りが色濃く現れています。そんなシェーヴルチーズと合うワインと言えば、定番中の定番はソーヴィニヨンブランです。ソーヴィニヨンブランの酸味ハーブの香りは、まさにシェーヴルの特徴と完全一致します。

ソーヴィニヨンブランと言えば、有名なのはフランスのロワール地方とニュージーランドです。ニュージーランドのソーヴィニヨンブランもよいのですが、「同じ地域の食べ物とワインは合う」原則に則って、できればロワールのソーヴィニヨンブランを合わせてみましょう。有名なものに「サンセール」「プイィ・フュメ」「トゥーレーヌ」などがあり、特に「サンセール」はシェーヴルの「クロタン・ド・シャヴィニョル」の産地と重なるため、定番中の定番とされています。

おすすめソーヴィニヨンブラン:
サンセール・ブラン/ミシェル・トマ(サンセールを代表する造り手。自然派)
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シュナンブラン(辛口~甘口)


ロワール地方の白ワインで、ソーヴィニヨンブランと双璧をなすのが、シュナンブランというブドウ品種です。りんご、洋梨、あんず、黄桃などの甘く華やかな香りがあり、飲んでみると一本筋の通った酸味が感じられます。酸味は基本的にシェーヴルと相性がよいですし、りんごや洋梨の香りもシェーヴルとよく合います。
辛口派の方には「ヴーヴレ」「サヴニエール」「クレマン・ド・ロワール」などがありますが、甘口がいける方は是非「ヴーヴレ」の甘口セック~ドゥミ・セック)を試してみてください。シェーヴルにりんごや洋梨のコンポートをシェーヴルに添えたような味わいになり、それだけで味わい深いデザートになります。

おすすめシュナンブラン(甘口):
ヴーヴレ・ドゥミ・セック/ドメーヌ・ヴィーニュ・シュヴロー(酸味が甘味を引き締め後味は爽やか)
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コノスル・シャルドネ・ヴァラエタル


上でご紹介したように、ソーヴィニヨンブランはロワールの白ワインととても相性がよいのですが、残念ながら一般のスーパーではなかなかロワールワインを置いていません。そこで、スーパーでよく見かける白ワインでシェーヴルに合うものを一つピックアップするとすれば、コノスルの「シャルドネ・ヴァラエタル」になります。シャルドネ・ヴァラエタルの大きな特徴は、樽熟成していないということ。樽の風味はシェーヴルと合わせると苦みとして強調されることが多く、あまり相性がよくありません(※上で紹介しているソーヴィニヨンブランやシュナンブランも基本的には樽熟成しない品種です)。コノスルのシャルドネ・ヴァラエタルは、チリワインでは非常に珍しくステンレスタンク100%(木樽不使用)で熟成されており、その分果実味がダイレクトに現れます。チリワインにしては酸味もほどよく伴い、味わいとしてはシュナンブランの辛口に近いものがあります。ちなみに、コノスルのシャルドネも「シングルヴィンヤード」や「レゼルバ」など上位のシリーズは樽を使用しているのでご注意ください。

おすすめワイン:
コノスル・シャルドネ・ヴァラエタル(チリでは希少な木樽不使用のシャルドネ)
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シノン(カベルネフラン)


シェーヴルに合う赤ワインを考えてみたときに、まず名前が挙がるのが「シノン」や「ソミュール・シャンピニー」などカベルネフラン種を使ったロワールの赤ワインです。カベルネフランの特徴は、青ピーマン・ししとう・アスパラガスなど青々しい野菜の香りで、これはソーヴィニヨンブランの青草の香りに通じるものがあります。フレッシュな果実味に由来する酸味もシェーヴルの酸味とも好相性。「地元の料理とワインが合う」という法則は理に適っているのです。

おすすめシノン:
シノン・ルージュ/ドメーヌ・デ・クロ・ゴドー(カベルネフランの魅力を引き出したお手本的シノン)
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コート・デュ・ローヌの赤


ロワールとは全く違うタイプのワインながら、素晴らしくシェーヴルに合うのがコート・デュ・ローヌの赤です。コート・デュ・ローヌの赤は多くの場合、黒コショウ的スパイシーさのあるシラーと、ジャムのような濃い果実味のあるグルナッシュとのブレンドでできています。実はシェーヴルと黒コショウはとても相性が良く、「焼きシェーヴルのサラダ(サラダ・ド・シェーヴル・ショー)」では仕上げに黒コショウを振りますし、「カベクー・フォイユ」というシェーヴルチーズは、表面に黒コショウをまぶしてあります。またシェーヴルにはブルーベリージャムを添えて食べるとスイーツ的になって美味しく、グルナッシュにはそれと同じ効果があります。是非実際にシェーヴルに黒コショウをかけたりジャムを添えたりして、ローヌの赤とのマリアージュを楽しんでみてください。

ちなみにシェーヴルというとロワールが有名ですが、実はコート・デュ・ローヌやプロヴァンス、プロヴァンスなどの南仏でもシェーヴルは多く造られています。南仏を代表するブドウ品種であるシラーとグルナッシュがシェーヴルに合うのもきっと偶然ではないでしょう。

おすすめローヌワイン:
コート・デュ・ローヌ “レ・ドゥ・アルビオン”/シャトー・ド・サンコム(神の雫でも話題。シラー40%、グルナッシュ30%他)
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この記事の著者

サイト管理者ソムリエ

1972年生まれ、東京都出身、フードコーディネーター。2001年にJSA認定ソムリエ、2003年にチーズプロフェッショナル、2007年にシニアソムリエ、2014年に野菜ソムリエを取得。仕事込みで年間に平均約500本のワインを試飲しています。
■ 姉妹サイト:ワインと手土産

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