キャビアに合うワイン5選

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トリュフ、フォアグラと並び世界三大珍味の一つとされるキャビアチョウザメの卵を塩漬けにしたもので、「黒いダイヤ」とも呼ばれる高級食材です。

味は、塩漬けにしているだけにかなり塩味が濃く、また魚卵特有の磯の香り(悪く言えば生臭さ)があるためか、「あまり美味いと思わない」という意見もよく聞きます。しかし、イクラや数の子などの魚卵が好きな日本人ならキャビアの美味しさも分かるはず。ちなみにキャビアは、ブリニと呼ばれるそば粉のクレープサワークリームを添え、オードブルとして食べるのが一般的です。せっかくの高級食材ですので、是非美味しく食べる工夫をしてみてください。
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■参考サイト:ロシア風にブリニにキャビアを乗せる食べ方を味わおう

ではそんなキャビアにはどんなワインを合わせたらよいでしょうか?実はキャビアのような魚卵は、ワインとは合わせるのが難しい食材の一つです。一般的にはシャンパーニュを合わせるのが定番とされていますが、その選び方には注意が必要です。ここでは、キャビアに合うワインについてご紹介します。

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シャンパーニュ


冒頭でも触れたように「キャビアシャンパーニュ」は古くからマリアージュの定番とされています。理由としては、シャンパーニュに豊富に含まれるアミノ酸がキャビアの旨みとの接点となるということ、またきめ細かい泡がキャビアの生臭さを吸着してくれるということ、などが挙げられるでしょう。

ただし、シャンパーニュなら何でもよいというわけではありません。選ぶポイントとしては、なるべく酸が豊富で、単独で飲むと酸っぱいと感じるくらい極辛口もの、具体的には「エクストラ・ブリュット」や「ノン・ドサージュ」などと表記されているものがオススメです。キャビアに限らず、魚介にはレモンやすだちなどの柑橘を添えたり、酢で調理したりすることがよくありますが、これは酸に魚介の生臭さを中和する効果があるからです。

逆に、甘味を感じるような口当たりがまろやかなシャンパーニュは、キャビアの生臭さを消しきれなかったり、鉄っぽさを強調してしまったりすることがあります。くれぐれもご注意ください。

おすすめのシャンパーニュ(1):
ローラン・ペリエ・ウルトラ・ブリュット
(超ドライながらブドウ本来の香りと味わいがしっかり。エレガントで芳醇)
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おすすめのシャンパーニュ(2):
ベレッシュ・エ・フィス・エクストラ・ブリュット各種
(シャンパーニュ注目の新星。香りが素晴らしく華やか。新鮮さと複雑さが共存した味わい)
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シャブリ


一方で、キャビアの定番されるシャンパーニュは、その泡がキャビアの繊細な食感を損なってしまうという考え方もあります。キャビア特有の、ねっとりとした舌の上でとろけるような食感をより楽しみたい方は、スティルワイン(発泡でないワイン)で、酸味豊かなものを選ぶとよいでしょう。一つの選択肢はシャブリです。シャブリにはレモンを思わせるシャープな酸味があり、また貝殻の化石が多く残る土壌に由来するミネラル分が豊富で、生の魚介類全般によく合います。

ちなみにシャブリには、「プティ・シャブリ」「シャブリ」「シャブリ・プルミエクリュ」「シャブリ・グランクリュ」と4種類がありますが、キャビアに合わせるなら、価格的にもお手頃な普通の「シャブリ」がオススメです。

おすすめシャブリ(1):
シャブリ/ウィリアム・フェーブル(酸味と柑橘、シャブリらしいシャブリのお手本。価格もお手頃)
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おすすめシャブリ(2):
シャブリ・ラ・ピエレレ/ラ・シャブリジェンヌ(ミネラル感がしっかり。柑橘系の苦みも美味)
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辛口リースリング


もう一つ、シャブリと似た方向性のスティルワインがリースリングです。リースリングもシャブリ同様に、ミネラル感柑橘系の酸味が豊富。酸味が生臭みを和らげつつ、ミネラル感がキャビアの塩気と調和し、旨みを引き立てます。

ちなみに、リースリングには甘口も少なくありませんが、シャンパーニュの項で述べた理由の通り、甘口よりも辛口の方が向いています。ワインを選ぶときは、それが辛口であることをよく確認してください。

おすすめの辛口リースリング(1):
ゲオルク・ブロイヤー・テラ・モントーサ(ドイツの辛口リースリングのスペシャリスト)
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おすすめの辛口リースリング(2):
シャトー・ドルシュヴィール・リースリング各種
(古酒の蔵出しが多い造り手。熟成して複雑な旨みが増したリースリングの味わいは格別)
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シェリー(マンサニーリャ)


ここまで紹介してきたワインと比べるとややクセの強い「シェリー」もキャビアにはオススメです。シェリーとは「酒精強化ワイン」に分類されるワインで、ワインの醸造過程でブランデーを添加することによって発酵を止め、アルコール度数を高めると共に、特有の風味をつけたワインです。

シェリーにもさまざまなタイプがありますが、特にキャビアに合うのは「マンサニーリャ」と呼ばれるタイプです。酸味豊かなすっきり辛口で、大きなポイントは、海の潮の風味があるということ。キャビアの磯の香り塩気とバッチリ調和し、同時に酸味が生臭みを和らげてくれます。一般的なワインに比べるとクセはありますが、そのほどよいクセが、キャビアのクセとちょうどよいバランスで並び立ちます。

おすすめのシェリー(1):
マンサニーリャ・ラ・ゴヤ/デルガド・スレタ(柑橘、ナッツ、ハーブなどの豊かな香り)
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おすすめのシェリー(2):
マンサニーリャ・ラ・ヒターナ/ボデガス・イダルゴ
(クセ弱めで初心者向き。魚介はもちろんどんな食事にも合う万能食中酒)
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スパークリング日本酒


実は管理人が最もキャビアに合うと考えているのが日本酒です。前項のシェリーでも触れたように、キャビアはクセが強い魚介。のご飯が、塩辛やウニなどどんな珍味とも合うように、で作った日本酒は、クセの強い魚介系珍味とも難なく寄り添います。例えるなら、シェリーの場合は、そのクセの強さでキャビアのクセに対抗するマリアージュであるのに対し、日本酒の場合は、その懐の深さでキャビアのクセを全て包み込むようなマリアージュと言えるでしょう。

普通の日本酒でももちろんよいのですが、シャンパーニュの華やかさを兼ね備えた、スパークリング日本酒を合わせるとお洒落です。画像の「水芭蕉ピュア」は、まさにシャンパーニュと同じ「瓶内二次発酵」と呼ばれる手間のかかる製法で造られたスパークリング。泡はきめ細やかで深い旨みがあり、味わいとエレガントさを兼ね備えた逸品です。

おすすめのスパークリング日本酒:
水芭蕉ピュア/群馬・永井酒造(パーティーやおもてなしの場で受けること間違いなし)
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この記事の著者

サイト管理者ソムリエ

1972年生まれ、東京都出身、フードコーディネーター。2001年にJSA認定ソムリエ、2003年にチーズプロフェッショナル、2007年にシニアソムリエ、2014年に野菜ソムリエを取得。仕事込みで年間に平均約500本のワインを試飲しています。
■ 姉妹サイト:ワインと手土産

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