ラクレットに合うワイン5選

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最近は日本でも一般的になりつつある「ラクレット」。セミハードタイプのチーズで、断面を温め、トロリと溶けた部分をジャガイモやバゲットなどにかけて食べる料理です。ラクレットは香りが強く独特のクセがありますが、香りの割には味わいは滋味深く繊細ナッツのような風味と旨みがあり、寒い季節にアツアツのラクレットを頬張るのはなんとも幸せなひと時です。

ラクレットは白ワイン全般とよく合います。幅広い白ワインと合うので、あまり難しいことを考えず、気に入った白ワインと合わせてみてください。それぞれのワインで異なったマリアージュを楽しむことができます。ここでは、そんな中でもあえておすすめしたい、ラクレットに合うワインをご紹介します。

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シャスラ


ラクレットはスイスやフランスのサヴォア地方の伝統料理ですが、そのスイスやサヴォアで主に造られるブドウ品種がシャスラです。特にスイスを代表するブドウとして知られています。「地元の料理とワインは合う」マリアージュの原則からも、まず考えるべき選択肢と言えるでしょう。

シャスラの特徴は栽培される地域によって微妙に異なりますが、全体的に言えるのは、酸とミネラルが豊かだということ。ラクレットのコッテリとしたコクに爽やかさを加えるマリアージュになります。ちなみに、ラクレットにはピクルスを添えるのが一般的ですが、これもラクレットに酸味が合うことの一つの証明かと思います。

ただし、シャスラは飲み口が比較的軽快なので、バランス的に、ラクレットはあまりクセがないもの、例えば花畑牧場のものなどがオススメです。
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尚、スイスのワインは地元でほとんど消費されてしまうので、あまり国際市場に出回っていません。そんな希少価値もパーティーやおもてなしの場ではポイントになるでしょう。

おすすめのシャスラ(1):
シャスラ/ウヴァヴァン(柑橘、青リンゴ、白桃、ほのかなハーブの香り。和食にも合う)
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おすすめのシャスラ(2):
シャスラ各種/ドメーヌ・デュ・ダレイ
(予算に余裕がある方は是非こちらを。果実味の凝縮感があり、酸にも伸びがある)
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ルーセット・ド・サヴォワ


サヴォワ地方では前項のシャスラも栽培されていますが、サヴォワを最も代表するブドウと言えばアルテス(別名ルーセット)になります。そんなアルテス100%で造られたワインが「ルーセット・ド・サヴォワ」です。当然ながら地元でもラクレットと合わせる定番中の定番とされています。

特徴はシャスラと似ていて酸もミネラルも豊富ですが、こちらのほうが酸は若干穏やか。その分果実味が濃く華やかな印象があります。こちらもシャスラ同様、あまり飲む機会のないワインかと思いますので、お好みでシャスラと使い分けてみてください。

おすすめのルーセット・ド・サヴォワ(1):
ルーセット・ド・サヴォワ・フランジー/ドメーヌ・リュパン・
(柑橘、アンズ、ハチミツの香り。シュールリーに由来するクッキーの香りや微発泡もある)
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おすすめのルーセット・ド・サヴォワ(2):
ルーセット・ド・サヴォワ/フィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエ
(爽やかさと芳醇さが共存。後味に残るほのかな苦みも美味)
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ゲビュルツトラミネール


シャスラとルーセット・ド・サヴォワはたしかに定番なのですが、そのへんのスーパーや小さいワインショップではまず扱っていないのが難点です。そこで、定番にこだわらず、ラクレットに合う、もう少し入手しやすいワインをご紹介しましょう。

その一つがゲビュルツトラミネールです。フランスのアルザス地方で有名な品種で、非常にアロマティックなのが大きな特徴。ライチ、パイナップル、バラ、白コショウ、ジンジャー等々、さまざまな華やかな香りがあります。香りにクセがあるチーズとは絶好の相性で、ラクレットの香りともちょうどよいバランスで並び立ちます。また、ラクレットに限らず、どんなチーズとも合うので、常備しておくと重宝するでしょう。

ただし、ゲビュルツのもう一つの特徴として、酸が少なく、辛口でもほのかに口当たりが甘いということが挙げられます。ワインの酸が苦手な方や甘口ワインが好きな方にはよいワインですが、逆にちょっとでも甘いワインには抵抗があるという方はご注意ください。

おすすめのゲビュルツトラミネール(1):
コノスル・ゲヴュルツトラミネール「ヴァラエタル」または「レゼルバ」:
(コスパも入手しやすさも抜群。ゲビュルツ初心者はまずこれを)
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おすすめのゲビュルツトラミネール(2):
マルク・テンペ・ゲヴュルツトラミネール各種
(予算に余裕がある方はこちらを。完熟ライチの他、スパイスの香りも濃厚。微発泡)
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樽熟成したシャルドネ


もう一つ入手しやすいワインの中でおすすめなのが、樽熟成したシャルドネです。樽熟成したシャルドネには、バターナッツを思わせるリッチな香りがありますが、これがラクレットのナッツの風味とよく合うのです。

チリカリフォルニアなどの温暖な地域、あるいはフランスのブルゴーニュのシャルドネは、ほとんどが樽熟成していると考えてよいでしょう(ただしコノスルのシャルドネ・ヴァラエタルは樽熟成していないので注意!)。より酸味が豊かで上品な味わいを求める方はブルゴーニュ産を、より濃厚さまたはコスパを求める方はチリ産をオススメします。

おすすめの樽熟成したシャルドネ(ブルゴーニュ):
ブルゴーニュ・シャルドネ/フレデリック・マニャン(樽香が上品。全てがバランスよく纏まっている)
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おすすめの樽熟成したシャルドネ(チリ):
クレマスキ・フルロッティ シャルドネ・シングル・ヴィンヤード(ハイコスパの超濃厚チリシャル)
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ボジョレー(ガメイ)


ここまで全て白ワインをご紹介してきましたが、赤ワインファンの方向けに、一つ赤ワインもご紹介しておきましょう。ラクレットに合わせるなら、赤ワインは軽めのものに限ります。ラクレットは香りは強いですが、味わいは滋味深く繊細です。あまり強すぎるタンニン(渋み)は、ラクレットの味わいを損なってしまいます。

軽めの赤ワインにもいくつか選択肢はありますが、あえて一つオススメするならボジョレーです。ボジョレーはボディは軽めですが香りは華やかで存在感があり、味わいと香りのバランスがラクレットとよく似ています。お互いがお互いのよいところを引き立て合い、特にラクレットのナッツの香りがワインに深みを与えてくれるでしょう。

おすすめのボジョレー(1):
ボジョレー・ヴィラージュ・コンボー・ジャック/ルイ・ジャド(力強くも品がある。通年タイプ)
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おすすめのボジョレー(2) ※ヌーヴォー:
ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール/ルイ・ジャド(風格漂うワンランク上のヌーヴォー)
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この記事の著者

サイト管理者ソムリエ

1972年生まれ、東京都出身、フードコーディネーター。2001年にJSA認定ソムリエ、2003年にチーズプロフェッショナル、2007年にシニアソムリエ、2014年に野菜ソムリエを取得。仕事込みで年間に平均約500本のワインを試飲しています。
■ 姉妹サイト:ワインと手土産

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